歯科医師臨床研修

平成29年度研修医 佐藤 孝紀 先生

大学院生

佐藤 孝紀 先生

単独型プログラム修了
長野県出身/北海道大学卒

北大での研修を振り返って感じることは?

北大病院での研修では、研修医の時点で所属の診療科を決められることが大きな特徴です。私は学生時代から歯科矯正学に興味があり、研修医では矯正歯科に所属しました。保存・補綴といった一般診療はもちろんのこと、早い段階から矯正歯科診療にも参加させていただき、非常に貴重な経験を積むことができました。

 また各科指導医の先生方とも距離が近いという点が大きな魅力です。治療計画の相談に何回ものっていただいたり、治療手技の未熟な箇所をフォローしていただくといった先生方の手厚いフォローのおかげで実り多い研修医生活を過ごすことができました。

現在の進路を決めたタイミングや理由を聞かせてください

私は現在、歯学院薬理学教室にて骨代謝ならびに骨と神経系の連関について研究をしております。元々、大学院2年までは歯科矯正学教室に所属し、ワイヤーベンディングや分析・診断といった歯科矯正学の基礎を勉強してきました。それと並行して薬理学教室にて、バイオイメージング手法による骨代謝の研究をさせて頂き始めたのがきっかけとなり、研究医として未知なる知見を開拓することにより、領域を超えて医療へ貢献できるのではないかと考えるようになり、基礎医学研究に従事することを決め現在に至っております。

学生の皆さんへ

大学院生

佐藤 孝紀 先生

学生の皆さんにとって、研修先を選ぶということは楽しみでもあり不安でもあることではないでしょうか。研修医時代の経験はこれからの自分のキャリアの原点となる非常に重要な期間です。そんな貴重な期間を有意義に過ごすために大切にしてもらいたいのが自主的に学ぶ姿勢です。自主的に学び行動すると、おのずと指導医の先生方も熱心に指導してくださるでしょうし、自分自身の成長のチャンスにも恵まれると思います。そうして、研修医修了後に自分の軌跡を振り返ったときには、一年間で大きく歩んできたことに気づくでしょう。そんな充実した研修医生活を自然豊かでアカデミックな北大病院でおくってみませんか。志高い皆さんとお会いできる日が来るのを心待ちにしています。